丸山耳鼻咽喉科医院 みみ・はな・のど

神戸市中央区の耳鼻科,アレルギー性鼻炎,花粉症 丸山耳鼻咽喉科医院

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睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは

新幹線の運転手が居眠りのため停車駅を通過してしまい、居眠り原因が睡眠時無呼吸症候群だったという報道を覚えていらっしゃる方も多いと思います。
睡眠時無呼吸症候群のことをSleep Apnea Syndromといい、一晩に10秒以上の無呼吸(呼吸が止まっている状態)が30回以上、又は1時間に5回以上の無呼吸が起こる事をいいます。

簡単にいうと睡眠中に何回も呼吸が止まり、ぐっすり眠ることができない病気です。

睡眠時無呼吸症候群

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の原因

睡眠時無呼吸症候群の主な原因は空気の通り道である上気道(軟口蓋、舌、扁桃腺)が塞がって呼吸ができなくなるために起こります。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の原因

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の症状

睡眠時無呼吸症候群の主な症状としては次のようなものがあります。

●大きなイビキをかく
●日中いつも眠い
●居眠り運転をよく起こしそうになる
●夜間の呼吸停止
●夜中に何度も目が覚める
●起床時の頭痛やだるさ

潜在患者は人口の1~2%といわれ放っておくと高血圧や狭心症、心筋梗塞、脳梗塞など様々な生活習慣病を合併するといわれております。
又、日中の眠気などのために仕事に支障をきたしたり、居眠りによる事故の発生率を高めたりするなど社会生活に重大な悪影響を引き起こします。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の症状

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査と診断

睡眠時無呼吸症候群は睡眠中に起こり、本人が自覚することは少ないため、診断には睡眠検査が必要です。睡眠検査には自宅で行える簡易睡眠検査と入院下で行う精密睡眠ポリグラフ検査があります。

【簡易睡眠検査】

●終夜睡眠ポリグラフィーという検査です。

●この検査では睡眠中の呼吸の状態、血液中の酸素濃度などを同時に測定し無呼吸の有無を知ることができます。

●検査は簡単に行うことができ、テープにてセンサを貼り付けて頂くだけです。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査と診断

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療は、上気道の閉塞を改善させることにあります。その代表的な治療法として経鼻的持続陽圧呼吸法(CPAP)、そして手術としては鼻閉改善手術、口蓋扁桃摘出術などがあります。

(1)経鼻的持続陽圧呼吸法(CPAP):
睡眠時にマスク型の器具を装着し、気道に陽圧をかけて閉塞を防ぎます。重症のSASの場合CPAPは保険が適用されるようになり機器もレンタルできます。

(2)鼻閉改善手術:
レーザー等を用いて下鼻甲介の減量を行います。

一度、お気軽にご相談ください。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療

 

「eo健康のドクター’sコラム」にも掲載しております。
一度ご覧ください。

 

ナステントについて

ナステントは、使用者ご自身で鼻から挿入する柔らかいシリコーンのチューブで、気道の閉塞や狭窄を防ぐことにより、呼吸の確保を助け、寝苦しさや睡眠中の頻繁な覚醒を軽減します。
イビキの軽減および睡眠時無呼吸症候群の軽減に有効です。
ただし、重症の睡眠時無呼吸症候群には十分な効果は期待できません。

次のような場合に
1)人との旅行でいびきを抑えたい方に。
2)検査の結果睡眠時無呼吸症候群が軽症で保険で治療を受けることができない方に。
3)睡眠時無呼吸症候群で既にNCPAPを使用中の方は、ご旅行などの時に。
4)NCPAPやマウスピースなどが、装着時の不快感などの苦痛が原因で使えない方に。

ナステントの購入には医師の指示書(自由診療3,000円)が必要です。
 ●指示書は1回発行を受けると、ナステントの硬さ・長さ・装着側などの変更がない限りにおいては、有効です。
  (購入の度に発行を受ける必要はありません/ナステントの種類を変更するには新たに発行が必要です)

ナステント自体は、ウェブサイトから、あるいは最寄りの取り扱い薬局で、ご購入下さい。
  (医院に取り寄せを依頼していただくことも可能ですが、数日~1週間ほどお待ちいただくことがあります)