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抗体注射(ゾレア:IgE抗体に対する抗体)があります。
(2週間または)4週間ごとに皮下注射で投与します。
12歳以上、体重20以上(上限~150kgまで)の方に限定します。
この治療を受けることができる患者さんは以下のすべての条件を満たす必要があります。
1)血液検査でスギの特異的IgE抗体がクラス3以上であること
※これまでに採血検査をしたことがある方は検査結果をご持参下さい。
採血回数を減らすことができるかもしれません。
2)去年も、重症~最重症であったこと。
3)今年も、重症~最重症であること。
3)“重症~最重症”とは具体的には
3)「1日のくしゃみ発作の回数が11回以上」
3)「1日の鼻かみの回数が11回以上」
3)「鼻閉が強く、一日のうちのかなりの時間口呼吸をしている」
3)のどれかにあてはまれば重症・最重症です。
4)1週間以上、治療をした後に、
4)「くしゃみ・鼻水・鼻づまり」のすべてがまだ残り、
3)のいずれかに当てはまる(まだ重症~最重症)。
5)治療開始時の非特異的IgE抗体の濃度が30IU/ml以上であること
(当院での採血が必要です)
※実際には、スギ花粉のシーズンは約1か月程度ですから、
ひとシーズンに1(~2)回の注射ですむ可能性が高いと思われます。
《費用について》
投与量と回数とは、体重と非特異的IgE濃度とによって決まり、費用も変わります。
たとえば、
体重55kg代の患者さんの1ヶ月(4週間)分の薬剤費は、
総IgE濃度30~100の場合⇒150mgを4週間に1回⇒3割負担で¥8,744
総IgE濃度101~300の場合⇒300mgを4週間に1回⇒3割負担で¥17,488
※「高額療養費制度(治療費の一部が帰ってくる制度)」については、
保険加入先にお問い合わせください。
そのほか、こちらもご覧ください。⇒https://hajimete-xolair.jp/
または、相談窓口へ⇒0120-113-159(平日9時~21時/土日祝9時~19時)
去年ゾレアの注射をしておられた方は
最終投薬(注射)から1年未満であれば、採血検査をせずに、
昨年と同じ量・同じ間隔で再び継続して投薬を開始できます。
《ゾレアの再投薬継続の手順》
1)予約:去年の続きでゾレアの注射を再開継続したいことを伝えて、注射をする受診日を予約する。
2)受診して注射をする:ゾレア皮下注射(去年と同量)1回目
⇒ 以後、去年と同様の間隔(4週毎)で注射を継続します。(2~5月が望ましい)
再開時期は、花粉の飛散が始まる2月前半がよろしいでしょう